ついにドラゴンズの野球が変わります。2026年から、バンテリンドームナゴヤに「テラス型観客席」が新設され、これまで“投手戦”の象徴だったドームが一変する可能性が出てきました。
ドラゴンズの本拠地であるバンテリンドームナゴヤの外野フェンス手前にテラス型観客席を新設することがわかりました。同球場を所有する株式会社ナゴヤドームの取締役会で承認されれば、2025年終了後に工事が進められ、2026年からの使用を予定する。
この記事を読めばわかること
・本拠地が変わってバンテリンドームの野球はどう変わる
バンテリンドームナゴヤにテラス席ができたら変わること
バンテリンドームナゴヤにテラス席ができたら以下の3つが変わります
- ホームランの数が増える
- レフトライトに守備型の選手を起用する必要がなくなる
- 座席数が拡大し収益UPする
ドームの形状はどう変わる?
- 左中間と右中間の膨らみを小さくする形でテラス席を設置
- 本塁からフェンスまでの距離が最大で6メートル短縮
- フェンスの高さが4.8メートルから3.6メートルに

【変化点①】ホームランが増える!過去事例と比較
バンテリンドームにテラス席を作ることで、ホームランの数が増加することが簡単に想像できます。実は過去に他球団でもテラス席を作成したことがありますが、
- 2015年:ソフトバンクホークス本拠地(PayPayドーム)
- 2019:千葉ロッテマリーンズ本拠地(ZoZoマリンスタジアム)
本拠地でのホームランの数が34本→74本に増加。一方で被本塁打数は23本増加しました。2026年以降ホームランがたくさん見れるようになることは間違いありません。

バンテリンドームの得点PFは0.86(2024年の値)。つまり、セ・リーグ本拠地の平均に比べて得点が14%少ないことを意味しています。この数字がどこまで変わるか2026年が楽しみですね。
【変化点②】守備型選手の起用が不要に?戦術の変化
バンテリンドームにテラス席を付けることで、守備型の選手を起用する必要がなくなります。それは、守備が可能な範囲が狭くなるからです。
外野フェンスが手前にくることが、注目を浴びています。しかし、ファールゾーンにも同様にテラス席が設置されることで外野(特にレフトとライト)の守備範囲は狭くなります。
守備に難があることで、1軍での起用が敬遠されていたような選手を、多少の我慢で使用することができるでしょう。これまで、中日ドラゴンズは守備が最低限出来ることが大前提で選手を獲得してきましたが、ドラフト戦略も変わります。
【変化点③】収益アップ!240席の増設がもたらす効果
バンテリンドームナゴヤにテラス席が増えると、座席数が拡大し収益がUPします。現在バンテリンドームナゴヤの収容人数:36,418人です。これにテラス席が増えることで、36,658(+240UP)人入ることになります。
これは一試合当たり180万円の増加,年間1億2240万円の収益増加が見込むことができます。
バンテリンドームナゴヤにテラス席が増えても点数は大して増えない?
バンテリンドームナゴヤにテラス席が増えても点数は大して増えない
とも言われています。それはバンテリンドームナゴヤのマウンドの高さが由来しています。
バンテリンドームナゴヤのマウンドは12球団でも最も高く、傾斜も急と言われています。そのマウンドを利用してドラゴンズの投手は強いストレートを投じており、バンテリンドームナゴヤでは点が入りにくいということです。
これまで以上に点数が入りやすくなることは間違いありませんが、神宮球場のようにホームラン合戦になるかと言われたら違うかもしれませんね。
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