2023年現役ドラフト結果はこちら↓
| 指名した球団 | 移籍した選手 | 移動したチーム |
|---|---|---|
| 阪神タイガース | 漆原 大晟 | オリックス→阪神 |
| 広島東洋カープ | 内間 拓馬 | 楽天→広島 |
| 横浜DeNAベイスターズ | 佐々木 千隼 | ロッテ→DeNA |
| 読売ジャイアンツ | 馬場 皐輔 | 阪神→巨人 |
| 東京ヤクルトスワローズ | 北村 拓己 | 巨人→ヤクルト |
| 中日ドラゴンズ | 梅野 雄吾 | ヤクルト→中日 |
| オリックスバファローズ | 鈴木 博志 | 中日→オリックス |
| 千葉ロッテマリーンズ | 愛斗 | 西武→ロッテ |
| 福岡ソフトバンクホークス | 長谷川 威展 | 日ハム→ソフトバンク |
| 東北楽天ゴールデンイーグルス | 櫻井 周斗 | DeNA→楽天 |
| 埼玉西武ライオンズ | 中村 祐太 | 広島→西武 |
| 北海道日本ハムファイターズ | 水谷 瞬 | ソフトバンク→日ハム |
「現役ドラフトって何?」
そんな疑問を多くいただいたので、本日は現役ドラフトについてどこよりもわかりやすい解説を実施します。
こちらの記事は2023年版です。最新情報はこちらを確認してください。
現役ドラフトはいつ開催されるの?
2023年の現役ドラフトは12月8日(金)に開催されることが決定しました。
指名結果については、当日中に12球団分をまとめて発表する予定。2022年は当日(12月9日)午後18時頃に公開されました。しかし、球団が(指名された)選手と連絡が取れた後じゃないと発表できないため、発表が遅れる可能性はあります。
現役ドラフトの移籍要求を選手が拒否した場合は?
現役ドラフトのルール・仕組みは?

2023年追加ルール
2023年の現役ドラフトでは2022年に対して、以下のルールが追加になります。
1名に限り参稼報酬の金額が5000万円以上1億円未満の選手を対象選手とすることができるが、一方で、移籍活性化へ規程を微修正。5000万円以上1億円未満の選手を対象としてリストアップした球団は、5000万円未満の選手を追加し、3名以上の対象選手をリストアップしなければいけないことも追記
2024年現役ドラフト追加ルールの意図は?
NPB・保科法規室長は対象選手を増やした理由について以下のように説明しています。
「ひとりでも多い方が、趣旨に叶う移籍の活性化を図るためです。少しでも現役ドラフト制度を活性化するためです」と説明。年俸の低い選手が対象となる可能性を増やしたことに、「選択肢を増やす方法に変更したということです」
指名対象として各球団2名の支配下登録選手の名簿を提出
各球団で支配下登録選手の中から最低2名の選手の名簿を提出します。そのため、球団が作成した名簿以外の選手からは指名されることはありません。
各球団最低1名を指名する
各球団が最低でも1名の選手を指名しないといけません。最低でも12名の選手の移動が考えられます。必然的に選手の移動を促すことが狙いです
リストアップ対象外の基準あり
現役ドラフトのリストアップ対象外になる選手は以下の通り

※あくまで新聞各社の予想(NPBが公式ルールとして発表していない)
2023年の現役ドラフトの対象選手は?
セ・リーグ
パ・リーグ
事前選挙システムについて
現役ドラフトでは“事前選挙システム”がとられるといわれている。“事前選挙システム”についてはこちらで紹介します。

2022年の現役ドラフト一期生の成績は?どうだったの?
現役ドラフトで移籍した12人の内、実に半数の6人の戦力外。現役ドラフトは、選手にとってのラストチャンスに近い存在になっている。
| 獲得選手 | 移籍選手 | ||
| スワローズ | 成田翔投手 | 渡辺大樹外野手 | 通算成績 |
| ベイスターズ | 笠原祥太郎投手 | 細川成也外野手 | 通算成績 |
| タイガース | 大竹耕太郎投手 | 陽川尚将内野手 | 通算成績 |
| ジャイアンツ | オコエ瑠偉外野手 | 戸根千明投手 | 通算成績 |
| カープ | 戸根千明投手 | 正随優弥外野手 | 通算成績 |
| ドラゴンズ | 細川成也外野手 | 笠原祥太郎投手 | 通算成績 |
| バファローズ | 渡辺大樹外野手 | 大下誠一郎内野手 | 通算成績 |
| ホークス | 古川侑利投手 | 大竹耕太郎投手 | 通算成績 |
| ライオンズ | 陽川尚将内野手 | 松岡洸希投手 | 通算成績 |
| イーグルス | 正随優弥外野手 | 正随優弥外野手 | 通算成績 |
| マリーンズ | 大下誠一郎内野手 | 成田翔投手 | 通算成績 |
| ファイターズ | 松岡洸希投手 | 古川侑利投手 | 通算成績 |
↓2022年現役ドラフトの結果はこちら
2022年の現役ドラフトの傾向は?
2022年の現役ドラフトの傾向を確認しましょう。


- 28歳以下の選手が大半(10人/12人)を占めた
- 年俸は1300万以下の選手が大半(9人/12人)を占めた
- 現役ドラフト移籍選手に捕手はいない
現役ドラフトのよくある質問
現役ドラフトについて、皆さんからいただいた質問に対して回答します。
現役ドラフトで指名された場合拒否できるの?
現役ドラフトの拒否権は事実上ない。現役ドラフトでの移籍を拒否して所属球団に残留を受け入れなかった場合は任意引退して退団することになる。
現役ドラフトのリストアップした通知は選手にするの?
現役ドラフトの通知義務は球団にはない。事前に通知しても問題ないため、球団に選択が委ねられる。
現役ドラフトのリストアップする選手は、他球団へメディカルチェックを通す必要があるため、怪我の状況を選手に確認する際に、選手が察する可能性は高い。
現役ドラフトの目的
現役ドラフトの目的は、『新たな環境でチャンスを与えること』。中堅選手やレギュラー争いに敗れた選手に活躍の場所が与えられることである。MLBの「ルール5ドラフト」を参考にルールが作成。
ルール5ドラフトとは
ルール5ドラフトとは「飼い殺し」状態の選手を救済する仕組み
- MLBで毎年12月に実施
- チーム事情によりメジャーリーグに昇格できない選手の救済措置
- メジャーリーグ40人枠に登録されていない選手が対象
ルール5ドラフトのルール<開催概要>
- 毎年12月に実施される
- 指名したチームは元チームに約1,000万円を支払う
- 指名したチームは、指名した選手を翌シーズン全期間、25人枠に登録する必要がある。
- 25人枠から外す場合、指名した選手を元チームに返還する必要がある。
ルール5ドラフトのルール<指名対象選手>
- メジャーの40人枠に登録されていない選手(=マイナー契約選手)のみ指名が可能
- 18歳以下で入団した選手で、在籍年数5年未満の選手は指名不可
- 19歳以上で入団した選手で、在籍年数4年未満の選手は指名不可
しかしMLBとNPBではリーグの規模が違いますので、ルール5ドラフトをそのまま適応することは難しいでしょう。そのためNPBにあわせ、新たに考案されたのが現役ドラフトです。





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