戦力外通告は応援している選手が見れなくなる寂しさもありますが、チームがより強くなっていくためにも避けられない道。2024年シーズンまで3年連続最下位に沈んでいるチームのため、すべての箇所が補強ポイントといっていいでしょう。
この記事では、ドラゴンズの現在のチーム成績や戦力分析から、今年戦力外通告や自由契約、チームを退団する選手を予測していきます。
2025年ドラゴンズの戦力外候補
- 濱 将乃介選手(外野手)
- 川越 誠司選手(外野手)
- 梅津 晃大選手(投手)
- 森 博人選手(投手)
- 宇佐見 真吾選手(捕手)
- 中田 翔(内野手)
現在のチーム事象を分析していきます。
ドラゴンズのチーム成績・戦力分析
まず最初に、現在のドラゴンズのチーム成績から、戦力として十分な部分と足りていない部分を分析します。そこから戦力構想外通告を予想していきたいと思います。
2025年の野手成績

細川選手の復帰で打線に厚みが増しました。岡林・上林選手とともに外野ではしっかりと貯金を作ることができています。内野ではファーストボスラー選手が日本野球に適応し、ショート山本選手が打撃面での貢献することで立て直しつつありますが、セカンド・サードの負債がとにかく大きいです。8月からは福永選手の復帰と新外国人選手の獲得もあるため、後半戦にかけて巻き返しに期待です。石伊選手がルーキーながら正捕手としてリーグ平均以上の活躍をしています。
オフに補強するならセカンド・サードができる大型内野手でしょう。
OPSの指標については、こちらの記事で解説しています↓
2025年の投手成績

開幕前は、先発陣の頭数が心配されていましたが、何とか数は足りている状況。
柳投手の復帰・金丸投手の中6日解禁等で、先発面のマイナスは減っていくはずです。一方で貯金を作れていたはずの中継ぎが7月以降失速。松山選手が抜けたことで、全体的に不安定な状態がしばらく続きそうです。
選手層・年齢層のバランス

外野手に18~22歳がいませんが、ドラゴンズは高卒外野手をとることが少ないので、あまり気にしなくて良いでしょう。ここ数年即戦力選手を獲得していたため、若手の内野手(特に二遊間をメインとする選手)が多くいます。二遊間メイン選手の獲得は控えめでいいでしょう。
2026年にドラゴンズの本拠地であるバンテリンドームナゴヤにテラス席がつきます。ドラゴンズの野球がどのように変わるかは↓を確認してください。
戦力外通告を受ける人数は?
2024年 | 2023年 | 2022年 | |
---|---|---|---|
戦力外を受けた人数 | 183名 | 205名 | ー |
戦力外を受けた中で支配下登録だった人数 | 126名 | 98名 | 70名 |
再契約した選手 | 65名 | 49名 | ー |
再契約しなかった選手 | 118名 | 156名 | ー |
昨年の戦力外通告の結果をみると、1球団当たり12人が戦力が通告を受けています。
2023年と比べると、戦力外通告を受けた人は減り、再契約した選手が増えていることもわかります。
例年通りで考えるのであれば、支配下登録の選手から1球団あたり約8人通告されることが予想されます。
2025年のドラゴンズの支配下登録人数
ドラゴンズの支配下登録選手は現在、66名です。(2025年4月24日時点)
支配下登録できる選手は最大70名までなので、4枠余裕があります。
ですが、ケガから復帰している選手や結果を残している育成選手もいるので、埋まっていくことが予想されます。
参考:NPB公式サイトより
ドラゴンズの戦力外・退団・自由契約候補は?
濱 将乃介(外野手)
通算成績はこちら
身体能力はあるものの、ドラゴンズの外野は岡林選手、細川選手をはじめ、今年は上林選手、カリステ選手、ブライト選手と激戦区。なかなか出場機会がなく、プロ通算で1軍出場が一度もありません。今年も出場機会がないとなると、戦力外か現役ドラフトの候補にもなりそう。
川越 誠司(外野手)
通算成績はこちら
打撃面が評価され、西武から中日にトレードでやってきた選手だが、ドラゴンズの外野は現在激戦区。代走や守備固めからアピールできるタイプではないので、出場機会が限られています。幻のホームランがあったためそこを考慮に入れるか。
梅津 晃大選手(投手)
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病院で「右肩関節唇形成術」を受けて、無事に終了。復帰に1年近くかかる手術のため、はやくても2026年のシーズン後半の合流になる可能性が高い。2026年は一度育成選手として契約をし直す可能性が高い。
森 博人選手(投手)
通算成績はこちら
森博人投手が横浜市内の病院で、「尺側側副靱帯(じんたい)再建術」(通称、トミー・ジョン手術)を行った。復帰に1年以上かかる手術のため、2026年シーズンは育成選手として再スタートする可能性は高い。
宇佐見 真吾選手(捕手)
通算成績はこちら
打力が持ち味のキャッチャーですが、そのバッティングを2軍でもアピールすることができていません。ドラゴンズはルーキーの石伊選手が正捕手の座をつかみかけている現状で、争いが激化しています。
ドラゴンズの戦力外・退団・自由契約が発表された選手
※発表され次第、更新致します。
ドラゴンズで引退を発表した選手
中田 翔選手(内野手)
通算成績はこちら
中田は周囲に「自分の気持ちが、“みんな頑張れ”って思ってしまっている。先輩でも後輩でも同じポジションの選手でも“頑張れ”と思う自分がいる」
と話しており、引退をすることがわかりました。ジャイアンツから移籍をし2年間ドラゴンズでプレーしましたが、悔しい時間を過ごしていました。
戦力外通告の期間はいつからいつまで?

戦力外通告の期間は、第1次と第2次の2回あります。
第1次戦力外通告期間は、2軍の公式戦がすべて終了した翌日から、CSの開幕日前日までです。
第2次戦力外通告期間は、CS終了日翌日から、日本シリーズ終了翌日までになっています。
※日本シリーズ出場チームの第二次戦力外通告期間は、日本シリーズ終了日から5日後まで
- 10月6日(月)?~10月10日(土)まで
- 10月20日(月)?~11月2日(日)?まで※
日本シリーズ出場チームは11月7日(金)?まで※
※CS・日本シリーズの試合状況によっては、日程が前後する可能性があります
よくある質問
- Q2025年中日の戦力構想外になりそうな選手は誰ですか?
- A
現状の成績でみると以下のとおりです。
- 濱 将乃介選手(外野手)
- 川越 誠司選手(外野手)
- 梅津 晃大選手(投手)
- 森 博人選手(投手)
- 宇佐見 真吾選手(捕手)
ポジション的に空きがなかったり、成績不振に苦しんでいます。
- Q戦力外通告された選手はその後どうなりますか?
- A
戦力外通告を受けた支配下登録の選手が現役続行を希望する場合は、自由契約選手となります。
自由契約となった選手は、ほかの球団からオファーを受けることができ、オファーがあった場合は、他球団へ移籍します。
NPBに限らず、社会人野球や独立リーグ、海外チームからのオファーに答える選手もいます。
中には、同球団の育成選手として契約を結ぶこともあります。
他球団からのオファーがなかった場合は、現役引退となりほかの道を探していくことになります。
- Q2025年の戦力外通告される期間はいつですか?
- A
2025年の戦力外通告期間は、CSや日本シリーズの日程によって前後します。
大まかな日程は、以下のとおりです。
- 10月6日(月)?~10月10日(土)まで
- 10月20日(月)?~11月2日(日)?まで※
日本シリーズ出場チームは11月7日(金)?まで※
※CS・日本シリーズの試合状況によっては、日程が前後する可能性があります
- Q戦力外通告を受ける人数は何人ですか?
- A
2024年の戦力外通告の結果をみると、1球団当たり12人が戦力外通告を受けています。
2023年と比べると、戦力外通告を受けた人は減り、再契約した選手が増えていることもわかります。
例年通りで考えるのであれば、支配下登録の選手から1球団あたり約8人通告されることが予想されます。
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